『性別「モナリザ」の君へ』 男性、女性どちらにもお勧めできるこれから更に流行りそうな恋愛漫画をご紹介♪
いらっしゃいませ。エトです。
今回は新しい感覚の恋愛漫画『性別「モナリザ」の君へ』をご紹介致します。
『性別「モナリザ」の君へ』の概要
『性別「モナリザ」の君へ』は吉村旋先生の漫画で”スクエアエニックス”の『ガンガンONLINE』で2018年から連載中の漫画です。
あらすじ
本作は幼少期を”無性別”で過ごし、思春期になると自分の好きな性別になることができるという世界で高校生になっても性別を決めることができず、周りの関係に劣等感を抱えている主人公とそんな主人公に惹かれながら同時期に告白してしまった幼馴染の男女二人。そんな幼馴染三人の互いに食い違う友情と恋愛感情や無性別であるが故の葛藤を描いています。設定が複雑なためかなり端負ってしまいました(-_-;)一度読んでみてほしい…
本作の特徴
引用:性別「モナリザ」の君へ
作画の大きな特徴の一つに青いインクが使われていることがあります。
情景描写のシーンに使われていることが多く心情の変化によってタッチを変え、様々な感情が表現されていて読んでいて引き込まれました。
この色、鮮やかなので、ポジティブな場面で使うことが多くなるのではないかと思ったりもしたのですが、タッチを変えることで嫌悪や虚しさなども上手に表現していて初めて読んだときは驚かされました。
本作を読むときはインクと一緒に登場人物の心情を読み取ると、深く読んでいくことができますよ♪
もう一つの特徴は線画がとても上手いです。
性別がテーマであることもあり。男女の身体の特徴を細かく強調されているため、中性である主人公がどちらかの性別に寄ってしまうことがなく、きれいにバランスが取れています。この点から吉村先生の絵はとても綺麗です。
感想
ポジティブな点
恋愛に中性という性別を加えることで、主人公の性別によって読み手の対象が男性と女性に分かれないようになっていてどんな人にもお勧めできると思いました。
男性が恋愛系少女漫画に共感しにくかったりするのも、漫画の主人公が女性という点があるのではないでしょうか。
物語の中心はメインの三人なのですが、数章毎に三人の周りのキャラクターの恋愛が描かれていて恋愛系の漫画の亀甲状態の飽きや、重い話の連続ということが無く恋愛系漫画があまり好きではない私も楽しんで読めています。ラブストーリーは好きなんですけどね(/ω\)
ネガティブな点
正直悪い特徴が無いのですが、絞り出します。
まずタイトルから、「モナリザ」要素を入れる必要があるのかなぁと思いました…
確かにパンチのあるワードで本作でモナリザの中性的な見た目から主人公の症例に名前がついているのですが、それ以外に作中で出てこないので、タイトルから手に取った人
が再び置いてしまうことが多いのではないかと思いました。もう少しモナリザ要素あっても良いかも…
もう一つ、
結末をどうするのか。
一番思う点です。飽きたりすることが無いので結末が気になるということは無いのですが、三角関係を題材に入れているのでこのまま行って男性になる、無性別のまま、女性になる、
どれもハッピーエンドとは言いにくいですよね。がばがば計算でも支持率が50・0・50なので…
恋愛漫画においてこういった点は作者の力が一番に出るところだと思うので吉村先生に期待です!
終わりに
いかがでしたでしょうか。本作の中で、幼馴染の2人が「主人公がもし同性になってしまった時好きでいられるのか?それは本当に好きなのか」といった葛藤があることで、性別について、改めて考える良い機会になると思いました。
物語もこれから更に進展していくと思うので楽しみです♪
私エトはこれからもこういった趣味や生活をより良くする情報やコンテンツを紹介していきます。
この漫画を読んでみた感想、間違っていたところの指摘など、気軽にコメントいただけると主のモチベーションアップにつながります♪
最後までお読みいただきありがとうございました。