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多趣味なエトの紹介雑記

ゲーム、料理、音楽、漫画、etc..色んな趣味の紹介を綴ります♪

『機巧のイヴ』~面白かった小説紹介~〈SF小説〉

いらっしゃいませ。エトです。

今回ご紹介致しますのは、”乾緑郎先生”の小説”機巧のイヴ”

機巧のイヴ/乾緑郎

なかなか類を見ない世界観と展開の速さが新鮮でした。

読んでみた感想やどのような方におすすめか、などを書いていきます。

購入しようと思ったきっかけ

初めてこの本を見かけたのは書店の平積みで綺麗なイラストに目を奪われ「平積みにされてるなら面白いのかな」と思ってあらすじちらっとを読んでみると、「時代ものかな?」といった印象でした。

丁度その時は目的の本を購入し終えた後だったので、そのまま書店を後にしました。

数日後次は何を読もうかと考えているとこの表紙が頭を過ったのですがどうもタイトルを思い出せずネットで調べてみることに、幸いあらすじやジャンルをうっすら覚えていたので三回目位で出てきました。

そのまま電子書籍を購入。

(私流の読み方なのですが、まず電子書籍で購入し面白かったら再度書店で実物を購入するという風にしています。)

あらすじ

”伊武”と呼ばれるアンドロイドを中心に”天府”や”天帝家”にまつわるミステリーや”伊武”が作られるに至った過程が短編形式で徐々に明かされていきます。

天府城に拠り国を支配する強大な幕府、女人にだけ帝位継承が許された天帝家。
二つの巨大な勢力の狭間で揺れる都市・天府の片隅には、人知を超えた技術の結晶、美しき女の姿をした“伊武”が存在していた!天帝家を揺るがす秘密と、伊武誕生の謎。
二つの歯車が回り始め、物語は未曾有の結末へと走りだす―。
驚異的な想像力で築き上げられたSF伝奇小説の新たな歴史的傑作、ここに開幕!

読んでみた率直な感想

面白かったです。

まず、良かった点です。空想世界を舞台にするという高い難易度の中で、登場人物や話の構成もよく考えられているな、と感じました。

そして世界観がラノベっぽい。どちらも馬鹿にしているわけではございません。

若者に人気のライトノベルを万人受けさせたような印象でラノベが好きな方も楽しめるのではないかと思います。

私は時代物をあまり読まないのですが、それでも、楽しんで読むことができました。

物語が短編形式になっているため、一話一話が読みやすく、サクサクと読むことができました。また伏線やトリックの内容も凝ったものが多く先が読めないのも新鮮でよかったです。

次にあまり良くなかった点。物語の歴史観から、読みやすく作られているとはいえ、現代では使われない話し方や言葉が出てきます。

また、題材上機械の話が出てくるのですが歯車やバネ、振り子などでまるで生き物のような機械を作るという描写がかなり現実離れしているため「ん?」となることが多いです。そのため私はSFだけでなく、ファンタジー要素が多数含まれていると感じました。

それに関連して知らない固有名詞が沢山出てくるので、読者側が世界観を読み取るのが苦に感じる方もいると思います。

おすすめできる方

 これらの方にはとてもおすすめできます。

今までに読んだことのないジャンルの本で購入当初は不安でしたが私にはとても「嵌った」ストーリーでした♪ただ読み手を選ぶ本ではあると思いました。

引き続き乾先生の作品を読んでいこうと思います。

終わりに

いかがでしたでしょうか。個人的にはかなり良い小説で買ってよかったなーと思ってます。

これからも私エトはこういった趣味の紹介をしていきますのでまたいらしてください。

また、読んでみた感想や今回ご紹介した本の感想などコメントしてくださると主のモチベーションアップに繋がります♪

まだまだ未熟な点も多いですが、宜しくお願い致します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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